2004年8月21日

板橋区熱帯環境植物館セミナー

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おしゃれな黒人さんの髪みたいな実がついているのはコモチクジャクヤシ。葉(左上)がギザギザに切れたようなのが魚の尾ヒレにも見えることから「魚尾ヤシ」ともいわれ、その葉がクジャクが羽を広げたように見えることからクジャクヤシというのだそうです。観葉植物でも人気のヤシです。 こうしてみると、今回はおじちゃま勢が多く見えますが、ちゃんと女性陣もいましたし、若い女性もいたんですよ。いろんな年齢の方やいろんな職業、いろんな性格の方がいるから楽しいんですね。
このオブジェみたいに見えるのはビカクシダ(鹿角シダ)。「あの薄茶色のは枯れ葉ですか」という質問もありましたが、これは裸葉というものでこれでほかの木に着生します。緑色の葉は胞子葉というもので、これが鹿の角みたいなんですね。 「蟹江さんが赤く塗ったんじゃないの」と言われましたが、自然にこんなふうに途中から赤くなるのがヒメショウジョウヤシ。葉柄や葉軸の色が、中国の想像上の怪獣「猩猩」の毛の朱紅色に似ていることからつけられた名前だそうです。
植物館のなかには熱帯植物用に高温多湿の温室だけでなく、山地に咲く植物用の涼しい部屋もあり、このサンゴノボタンはそこにありました(これだけバラエティに富んでいると説明するのはたいへんですね)。この小さな実みたいなのはツボミでかわいらしい花がたくさん咲きます
ずっと立ちっぱなしだったので、最後は吉田さん出演のビデオを観賞しながら、リラックスしました。
2時から4時半ぐらいまで、たっぷり植物を見た後は、地下の映像ホールで開催されていた吉田繁さんの「世界の巨樹の写真展」見学へ。みなさん、1枚1枚丁寧に見てくださっていました。
植物園セミナーの後の恒例の食事会です。セミナーには都合で参加できないけれど、こちらだけにやって来る方も毎回いらっしゃいます。私もこちらがいちばん楽しみなひとときです。
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