諏訪周辺の桜と巨木、歴史を堪能する旅
2007年4月21〜23日   その3/3
2日目のお昼ご飯は茅野市にある神長官守矢資料館の奥で。神長官とは諏訪大社の筆頭神官。それを務めていたのが守矢氏でした。後ろに見えているのは「みさく神」。神長官が掌る原始信仰の神で、この小さな社叢には諏訪大社の神紋であるカジノキの樹齢100年と40年の木があります。曇りときどき雨の予報でしたが、降られなくって本当によかったです。 お昼のお弁当の後はすぐ近くにある天狗山のイチイまで歩きました。金沢から参加してくださった濱野先生と北島さん、今回はクルマの運転が長かったのでお疲れさまでした……。東京からだけでなく、金沢からも来てくださったので、移動中もなるべく諏訪・茅野の桜並木があるところを選びました。お花見を存分に楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
ここは森のなかで結構暗いところ。吉田さんは落ちていた枝を一脚代わりにしていました。これがプロの技? 村上さんには「どうして諏訪はこんなに桜が多いの」と感心されてしまうほど、あちこちで桜が満開でした。
こちらが諏訪大社・上社本宮にある神紋カジノキ。梶の木と書かず、穀の木と書くそうです。
上社のご神体は離れた場所にある守矢山。ここでは硯石に向かってお参りするそうですが、建物の配置の関係で正面ではなく、拝殿の右側にあるそうです。
2泊目は上伊那郡箕輪町にある、みのわ温泉「ながた荘」です。

ここは公共の宿風でカジュアルな感じでしたが、建物が新しかったですし、どのお部屋の窓にも桜がのぞいていてとても素敵でした。

宴会のみなさんのこの表情を見ていただければ、十分にわかりますよね。いつものように、染野さんは「まぁ、気持ちですから」と勧め上手です!!
それに乗せられ呑んでいる草間さんと溝口さんです。
宴会になるととてもいいお顔を見せてくれる濱野先生。この晩もとってもいい笑顔! 濱野先生の笑顔のわけはこちらかな? 奥さま君子さんは日本舞踊のお師匠さん。華麗な舞を披露してくださいました。このあと、続いて、染野さんの植木等さんの歌で多いに盛り上がりました〜。
天気予報では降水確率60%だった3日目ですが、雨は前の晩のうちに降ってしまったので、出かける朝にはすっかり止んでしまいました。

いつものことですが、晴れ女・晴れ男集団の威力には、「すごい!」の一言しか出ませんよぉ。
こちらは恒例の宴会後の飲み会。今回は〆張鶴に赤ワインetc. 車座のようになって飲んだり、話したりがとても楽しいのは、言うまでもありません。
中央高速から見える手長の桜は、大野画伯が以前から行ってみたかった桜だそうです。予定外でしたが、見られてよかったです。それも満開なんて、すばらしい〜。
手長の桜の後にやって来たのは駒ヶ根市の光前寺です。しだれ桜と光苔で有名なお寺ですが、長野県では善光寺に次ぐ古刹。すごく広くて驚きました。
光前寺の鐘を撞く濱野先生。ジャンボな体で撞かれた鐘の音はそれはそれはビッグで、余韻も長かったこと長かったこと。お見事でした。
前平のサワラの葉の裏を見ているのは、ヒノキとサワラの違いを知るためです。ヒノキは葉の継ぎ目のようなところがY字型だそうです。
光前寺はスギの巨木があることでも知られています。参道にも幹周り6mクラスのスギが並んでいました。
病院の待合室にも見えますが、ここは「かんてんパパ」という寒天食品で有名なお店。その一隅で試食品のゼリーを頬張っているところです。ここでみんなで体にいいお土産をたくさん買いました。
高遠城址公園の桜が散っていたので、代わりにその近くの勝間のしだれ桜を見ました。誰もいなくて静かで、高遠城址公園を望む高台にありました。
中曽根の権現桜に到着したころには、ついにはこんな晴天になってしまいました。桜は満開だし、空は青いし、斜光で桜に陰影がついて、文句なしの状況でした。
こちらは内の萱のカツラです。4月17日から林道のゲートが開いてやっと来られるようになったのですが、27日からまた工事中になって通行止めになるそうで、行けたのはラッキーでした。
今回のツアーで私がいちばん好きな木下のケヤキです。こののびのびとした感じが堪らなく気持ちがいいんですよ。ここも天気は最高でしたね。次は新緑のころに訪れたいです。
今回のツアーでは満開に間に合わず、見られなかった桜もありましたが、移動中のさまざまな場所で桜が満開だったので、ちょっと安心しました。
参加してくださったみなさんはいかがでしたでしょうか。私はいつものように、またいつも以上にも楽しかったです。両親もとても楽しかったようで、感謝しておりました。本当にお世話になり、ありがとうございました。
国内ツアーでは次の富山で10月にお会いすることになりますが、こちらもぜひよろしくお願いいたします。今度は桜の代わりに紅葉です、お楽しみに!!
予定していた巨木と桜を全部回って、さらに予定外の木まで見てしまったので、最終目的地小野のシダレグリに着いたときにはもうこの暗さでした。
今回はこのシダレグリがいちばん撮りたかったという岩田さんは、それでも坂にへばりつくように撮っています。巨木好きのそのガッツさにはかないませ〜ん。
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