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ランチのあとはサルチ村のお庭をお散歩。アーモンドやカシューナッツ、マホガニーの木を下村さんが見せてくれました。
コスタリカはコーヒーの産地。まっ赤に熟してから収穫されるそうで、実の中なかにこんなふうにコーヒー豆が2個ずつ入っています。
お庭には極楽鳥花(ストレチア Strelizia reginae)もきれいに咲いていました。
フェンス一面を覆うように花を咲かせていたのはツル性のThunbergia grandiflora 
トイレ休憩で立ち寄ったところに新鮮なフルーツが売られていたので、長塚さんがおいしいオレンジを買って、みんなにごちそうしてくれました。果物屋さんのおじちゃまがバスまでお釣りを持ってきてくれるところです
午後4時過ぎサンホセに到着。グランホテル・コスタリカに戻ってきました。
懐かしさとともに、旅の終わりが近づいていることを実感です。
未舗装のガタガタ道や急坂、クネクネ道をずっと運転してくれたドライバーのビクトルさんとはここでお別れ。私たちのリクエストに応えて、たびたび停まってもくれました。全員の重いスーツケースを何度となく運んだせいで、途中で腰痛にもなってしまい、ちょっと痛々しくてかわいそうでした。

というわけで、感謝を込めてチップをお渡ししました。こういう役にぴったりの長澤さんが代表して挨拶してくれました。
この夜は下村さんのおすすめで、サンホセにある日本料理店に行きました。鉄板焼きです

ビーフに鶏肉、エビ、野菜を豪快に炒めたあと、ひとり分ずつお皿に取り分けてくれます。そのあとは、卵を縦に並べてつくるチャーハンの妙技。ここの自慢だそうです。

最後はデザートづくりに「ファイアー!!」。目でも楽しませてくれました。
Quick Time Movie 鉄板の上でチャーハンつくってま〜す。
コスタリカ最後の夜なので、下村さんと最後の「かんぱ〜い!」です。

巨樹は本当にすばらしかったです。植物にくわしい下村さんにお願いして本当によかったと思いました。

あんまりよかったので、私、もうこの時点でコスタリカツアーをもう1回やるぞぉと密かに決めていました
この日は12時にホテルを出発。14時45分サンホセ空港発の飛行機に乗ってアトランタへ行く予定。そのため、午前中はサンホセ市内を自由散策することになっていましたが、全員でインビオ公園に行くことにしました。
子どもも学べるようにディスプレイされているので、下村さんのお子さんたちも一緒です。↑次男の快くんはしっかりもの。←三男の寿くんは超かわいい〜。
インビオ公園は、生物多様性研究所INBIOの施設。
INBIOは並外れた木を選んで、表彰しているところでもあります。

ここにはコスタリカにある4種類の森が再現されていて、蝶・カエル・アリ、ヘビなどもいます。コスタリカの自然を「知る」「保護」「活用」することを学ぶためにつくられています。ツアーで実際に回った森や植物、動物の復習をここでしようということになりました。
えぇ、じつはこの朝、ミスが発覚してしまいました。
私たちが予約して持っていた帰りの航空券は前日のもの。
帰りの便を1日前倒しで予約していた? というか、帰る便を1日間違えて予約していたんですねぇ。ミスの原因は、コスタリカ国内と日本からコスタリカまでの国際線のチケットを違う旅行会社に頼んでいたからでした。

気づいたときには「ひぇ〜、そんなことってあるのぉ」と思いました。それぞれ別の旅行会社に発注することはこれまでもいろんな国へのツアーでやってきたし、海外ツアーを始めて10年。一度もそんなことはなかったしって……。

みなさんには、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。

そんなわけで、吉田さんと私は急いでサンホセ空港へ。航空便の手配に行きました(サンホセからアトランタ便には乗り遅れましたが、この時点で私たちが予約していたアトランタから日本への飛行機はまだ飛び立っていません)。なので、インビオのなかの写真がなくて、すみませ〜ん。
16名のチケットをすぐに取るのはむずかしく、しかも、この日、日本は日曜日。そのため、グランホテルにもう1泊することになりました。このあとも下村さんにはいろいろとお世話になりましたが、別の仕事の予定が詰まっていた下村さんとはとりあえず、ここで「お別れ」のご挨拶をしておくことになりました。
下村さんからはコスタリカの巨樹の本を著者のサイン入りで全員にプレゼントしていただきました。そのあと、御礼のチップを長澤さんが代表して渡してくださいました。
Quick Time Movie
なんと、長澤さん。密かに下村さんに御礼のお手紙を書いていました。急遽、それを読むことになったので、読む前にしきりに照れています。
長澤さんのお手紙は素敵でした。読んでいるご本人も私たちもちょっとウルウル。すっかり意気投合したふたりは、最後に惜別のハグ?!  なんだか、おふたりともかわいらしかったです。
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